2011年2月11日金曜日

ナラメリンゴフシ


形成者・・・ナラメリンゴタマバチ

ナラメリンゴフシ:芽に形成される虫えい。内壁はスポンジ状。

撮影・・・2010-05-16

( その後のナラメリンゴフシ ⇩ )


撮影・・・2010-08-06

 羽化もとっくに終わり、乾いて朽ちるばかりになった虫こぶに、なぜかハエの仲間がとまっていた。(これは通りすがりのハエの仲間。形成者ではありません)
 この虫こぶの形成者のナラメリンゴタマバチ(タマバチ科)という蜂の生活史はやや複雑。

 5~6月、ナラメリンゴフシ(両性世代虫えい)から共に有翅の雌雄が羽化→ 交尾
→ ♀がナラ類の根に産卵→ 次世代は単性世代虫えいで、ナラネタマフシと呼ばれる
→ 無翅の♀が12月~1月に脱出→ナラの芽に産卵→ナラメリンゴフシが形成される・・・
ということだろうか?


ナラメリンゴフシが、上のような状態になるまでの経緯がわかる画像を集めてみた。↑
(それぞれ同一のものではありません)

左上:2009-05-01 葉っぱも含め初々しい。
右上:2009-05-15 色あせた頃。発泡スチロールのような軽さ。
左上:2010-06-11 脱出した穴か?
右上:2009-07-05 
 
これがナラメリンゴタマバチ?と思ったが、これもただの通りすがりのハチ?のよう・・。


↑撮影:2012-07-14